Clarinet
鳥潟さくらSakura Torigata
プロフィール
北海道森町出身。
国立音楽大学首席卒業と同時に武岡賞を受賞し皇居内桃華楽堂にて御前演奏を行う。その後渡仏。
パリ地方音楽院コンサーティスト課程、マルセル・デュプレ音楽院DEM課程、パリ区立ジャン=フィリップ・ラモー音楽院バスクラリネット科DEM課程をそれぞれ全て審査員の満場一致で卒業しディプロムを取得。2019年第36回日本管打楽器コンクール クラリネット部門にて第2位。
これまでにクラリネットを村松時雄、武田忠善、生島繁、大和田智彦、フローラン・エオー、オリヴィエ=ピエール・ヴェルニョの各氏に、クラリネットとバスクラリネットをブルーノ・マルティネーズ氏に師事。室内楽をパスカル・ル・コル、フローランス・ベロン、アニー・バルメイエーの各氏に師事。現在、東京フィルハーモニー交響楽団クラリネット奏者。
インタビュー
Q. 音楽を始めたきっかけは?
— 4歳からピアノをやっていて、小学校時代は陸上部に入りスポーツ少女でしたが、中学校では吹奏楽部に入部しクラリネットを始めました。中学生になる前に「こんな楽器があるよ」とピアノの先生が持っているクラリネットを吹かせてもらったことがあり、自然と音が出たあの喜びは今でも覚えています。しかし、中学校での仮入部で全ての楽器を試した時、クラリネット以外の楽器はすぐに音が出たのに、クラリネットだけ音を出せるまで時間がかかり、「やっと出た」という喜びと共に悔しさもあったのか、この楽器を絶対上手くなりたいと思ったのを覚えています。
Q. 好きな曲は?
— クラリネットの作品だとモーツァルト、ブラームスとドビュッシーの作品たち。
Q. 演奏で大切にしていることは?
— 演奏者は作曲家と聴衆の間に位置するので、作曲家が伝えたいことを聴衆に届けられるよう楽譜に忠実に。特に、フランス音楽を学んだ時に思いました。当たり前のことかもしれないけれど、常に演奏する時も教える時も心がけていることのひとつです。
Q. 尊敬しているプレーヤーは?
— Bruno Martinez、Guy Deplus、Sabine Mayer
Q. 使用している楽器は?
— Buffet Crampon Prestige